中古マンション価格、16カ月ぶりに下落

　東日本不動産流通機構が13日発表した４月の「首都圏不動産流通市場動向」によると、東日本大震災の影響で中古マンション・中古戸建ての成約件数は前月に引き続き２ケタの減少。新築戸建ての成約件数は微増、土地成約は減少した。

　中古マンションの成約件数は前年比14・４％減の２２５８件。都県別では東京都が16・９％減、神奈川県が14・９％減、埼玉県が12・３％減、千葉県が６・３％減。平均成約価格は１・２％下落の２５０４万円、m²当り平均単価は１・１％下落の38・61万円。価格は10年１月以来、毎月上昇を続けてきたが、４月は下落に転じた。新規登録物件は29・２％増の１万４４３８件で、２カ月連続の２ケタ増。

　新築戸建ての成約件数は２・３％増の３１８件、平均成約価格は５・０％下落の３４１７万円。中古戸建ての成約件数は13・１％減の７８１件で、平均成約価格は２・５％下落の２８１８万円。土地（１００～２００m²）の成約件数は17・４％減の３５６件で、６カ月連続で前年割れ。平均成約価格は７・９％下落の２８４５万円。m²単価は８・４％下落の19・97万円。