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レインズ、中古住宅成約の減少幅が縮小

2011年06月13日

 東日本不動産流通機構が10日発表した5月の「首都圏不動産流通市場動向」によると、東日本大震災の影響で引き続き成約件数が減少傾向にあるものの、中古マンション・中古戸建の減少率は2カ月連続で縮小、価格は上昇に転じた。新築戸建住宅の成約は前年同月比17・0%増となるなど大幅に伸長した。

 中古マンションの成約件数は前年同月比10・7%減の2251件。都県別では東京都が12・9%減(前月は前年同期比16・9%減)、埼玉県が5・4%減(12・3%下落)、神奈川県が4・0%減(14・9%減)と減少幅が縮小。千葉県は22・0%減で、前月の6・3%減から拡大した。成約㎡単価は首都圏平均で38・88万円。前年同月比で0・6%、前月比で0・7%上昇した。平均成約価格は2531万円(前年同月比0・5%減、前月比1・1%上昇)。前年同月と同数だった3月をはさんで11カ月連続で成約件数が増加している新築戸建住宅の成約平均価格は前年同月比0・3%上昇、前月比5・8%上昇の3615万円。

(提供:日刊不動産経済通信)

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