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都内中古マンション成約、4カ月振増加

2011年07月12日

―レインズ、新規登録・在庫は増加傾向に

 東日本不動産流通機構が11日発表した6月の「首都圏不動産流通市場動向」によると、中古マンションの成約件数は震災後の4月以降、3カ月連続で前年同期比減少率が縮小し、東京都は4カ月ぶりに前年同月を上回った。中古戸建ても3カ月連続で減少率が縮小。新築戸建ての成約件数は12カ月ぶりに前年同月を下回った。土地(100~200m²)の成約件数は8か月ぶりに前年同月を上回った。

 中古マンションの成約件数は前年比5・3%減の2270件。都県別では東京都が1・7%増、神奈川県が8・8%減、埼玉県が10・7%減、千葉県が14・4%減。平均成約価格は1・9%下落の2489万円、m²当り平均単価は0・1%上昇の38・54万円。

 新規登録物件は27・8%増の1万4447件で、4月以降、3割弱の増加が続いている。平均登録価格は2・2%上昇の2748万円、m²単価は1・1%上昇の46・14万円。在庫件数は4万16件となり、前年同月よりも1万戸弱増加。08年11月の3万9654件以来の高い数値となった。

 新築戸建ての成約件数は前年比2・0%減の346件となり、平均成約価格は0・03%下落の3554万円。中古戸建ての成約件数は0・9%減の892件で、平均成約価格は1・5%下落の2903万円。

 土地(100~200m²)の成約件数は6・5%増の473件で、1都3県すべて前年同月を上回った。平均成約価格は3・2%下落の2794万円。m²単価は3・9%下落の19・41万円。

(提供:日刊不動産経済通信)

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