東急不、渋谷にコンパクトＭ常設モデル

　東急不動産は、ＪＲ渋谷駅前の渋谷東急プラザ７階に９月３日からオープンする「ＢＲＡＮＺ　Ｇａｌｌｅｒｙ」を、都心コンパクトマンションの共通販売センターとする。これまでのように現地モデルルームを設置しないで、ギャラリーを継続利用していく考え。

　ギャラリーに展示する「コンセプトルーム」を70m²程度の２ＬＤＫとし、新規物件に合わせて内容を改める。オプションはできるだけなくし、シンプルな展示にする。同社は、オリジナルの水まわり設備・仕様を新たに開発し、統一ブランドである「ＢＲＡＮＺ」全体の標準仕様とした。設備はキッチンの場合、ＩＨクッキングヒーター、フィルターレスレンジフード、浄水設備などを標準装備。従来は物件ごとに設定していた扉やキッチン天板、床などのインテリアカラーを共通の５パターンから選択できるように改めた。

　住宅設備や材質のグレードは、マンションの坪単価を基準とした価格帯ごとに差を持たせる。坪単価２５０万円以下を「Ｇ１」、２５０万～３００万円を「Ｇ２」、３００万円以上を「Ｇ３」とし、Ｇ３の場合、キッチンの天板に石英を砕いて成型したファイルストーンか、御影石を選ぶことができる。