中古マンション成約が震災後初めて増加
2011年11月11日
東日本不動産流通機構が10日発表した10月の「首都圏不動産流通市場動向」によると、首都圏中古マンションの成約件数は前年同月比4・9%増の2670件で、震災後初めて増加した。東京都が10・9%増の1268件で2ケタ増となったほか、神奈川県も4・2%増の723件。一方、埼玉県は3カ月連続、千葉県は8カ月連続、それぞれ減少した。
中古マンションの成約価格は前月比で0・2%上昇の2521万円。前月の下落から再び上昇に転じた。成約㎡単価は前月比0・6%下落の38・53万円で、2カ月連続のダウン。新規登録物件数は前年同月比26・1%増の1万5850件と、19カ月連続で増加中。
中古戸建ての成約件数は前年同月比6・1%増の1008件。成約平均価格は前月比0・3%上昇の3013万円。新築戸建ての成約件数は前年同月比0・3%増の359件。成約平均価格は前月比1・6%下落の3424万円。
(提供:日刊不動産経済通信)