東急不、表参道プロジェクトを4月開業
2012年01月13日
―金指社長「東急プラザをリ・ブランド」
東急不動産は12日、東京・渋谷区の神宮前交差点前で今春オープンする都市型商業施設「TOKYU PLAZA OMOTESANDO HARAJUKU(東急プラザ表参道原宿)」の記者発表会を行い、施設の説明とともに、金指潔社長が同施設を起点とする商業施設事業のリ・ブランド戦略を示した。
同施設は、奇抜な外観デザインに、屋上テラスには緑の「森」を創出、ファッション・カルチャー中心地のランドマークビルとして4月18日に開業する。東急不はこれを機に、都市型商業施設、東急プラザのブランド再構築に乗り出し、既存施設のリニューアルも進める。金指社長は、「ファッション・カルチャー中心地のプロジェクトであり、並々ならぬ決意で取り組んできた。これを機に、東急プラザを次世代に相応しいブランドに再構築し、本拠地・渋谷を中心とする再開発などで活かしていきたい」と方針を述べた。
建物は、地上7階地下2階建て、延床面積約1万2000m²。地下2階~地上5階が物販、地上6・7階を飲食、屋上はテラスとする。基幹テナントは、いずれも路面店スペースに出店するファッションの「トミーヒルフィガー」((株)トミーヒルフィガージャパン)、「ザ・シェルタートーキョー」((株)バロックジャパンリミテッド)、「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」((株)イーグルリテイリング)。27店舗で全体を構成する。
テナント稼働率は100%でスタートする。総事業費は約600億円。プロジェクト地約2100m²は、表参道と明治通りが交差する交差点の一角で、商業施設、ラフォーレ原宿の向かいに位置する。
(提供:日刊不動産経済通信)