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国交省、住宅着工戸数が5カ月連続減少

2012年03月01日

―持家も低迷続く、被災地では復興需要

 国土交通省が2月29日に発表した「建築着工統計調査報告」によると、1月の新設住宅着工戸数は前年同月比1・1%減の6万5984戸で、5カ月連続の減少となった。住宅着工戸数はリーマンショック後、08年12月~10年3月まで16カ月連続で減少したが、この時期に次ぐ低迷が続いている。1月は、貸家が5カ月ぶりに増加に転じたものの、分譲と持家は減少。年率換算値は82・2万戸となっている。

 分譲住宅は0・5%減の1万9813戸で2カ月連続で減少。このうち一戸建ては2・3%増の9594戸、マンションは2・6%減の1万167戸だった。持家は2・7%減の2万1687戸で、5カ月連続の減少。住宅エコポイントなどの住宅取得支援策が昨夏にいったん期限切れを迎えたのを機に減少が続いている。貸家は1・1%増の2万4256戸で、5カ月ぶりに増加したが、依然として低い水準で推移している。

 3大都市圏のマンションの着工戸数は6・5%減の8308戸。首都圏は17・7%減の5275戸、中部圏は23・9%減の469戸、近畿圏は37・9%増の2564戸。近畿圏は5カ月連続で増加し、首都圏、中部圏と比べて好調に推移しているが、国交省は「マンションの販売状況は決してよくない」とし、今後も増加基調が続くかについては慎重な姿勢を示している。

 東日本大震災で被災した東北3県の着工状況をみると、岩手県が39・7%増の538戸、宮城県が46・4%増の1566戸、福島県が21・7%増の823戸。福島県は3カ月ぶりの増加でやや出遅れているが、岩手・宮城は昨夏以降、増加傾向にある。

(提供:日刊不動産経済通信)

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