フラット35、最低金利が更新、1%台に
2012年07月04日
フラット35の7月の最低金利が過去最低を更新し、2%を割り込んだ。住宅金融支援機構は3日、フラット35の取扱金融機関が適用する7月の適用金利を発表。フラット35の「返済期間21年以上35年以下」の融資金利幅は、2・89~1・94%(前月2・96~2・01%)で、2カ月連続で過去最低を更新した。取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは1・94%。「返済期間20年以下」の金利幅は2・57~1・62%。
フラット35は、10年2月に金利を10年間1%分引下げる優遇措置を設けて利用者が急増したが、現在は優遇期間などが縮小し、利用者は減少傾向にある。一方で、7月の最低金利は、優遇期間中にもっとも高かった11年4月と5月(2・63%)から約0・7%分低下。10年間1%分の金利引下げ優遇措置があった頃と、金利負担が実質的に変わらないか、あるいは現在の方が負担が小さい水準まで最低金利が低下している。
(提供:日刊不動産経済通信)