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東急電鉄、豪州西部で学園都市を開発

2012年11月26日

―越ではマンション着工、海外展開推進

 東京急行電鉄は、アジア・オセアニアでの開発事業を推進する。豪州西部のパース近郊のヤンチェップ地区で、世界各国の大学のサテライトキャンパスを集めた学園都市をつくる「インターナショナルキャンパス構想」を進めていく。同社と西オーストラリア州の州立大学であるエディス・コーワン大学、同社子会社が50%を出資する雇用促進合弁事業による基本合意書の調印が22日行われた。ベトナム南部のホーチミン市郊外の総戸数約1500戸の分譲マンション「ソラ・ガーデンズ」第1街区413戸の工事にもこのほど着手した。

 ヤンチェップ地区はパースから北西約50kmに位置。20年までにパースからの鉄道が延伸する予定。東急電鉄は74年から土地を所有。開発に関する協定を現地行政と締結したほか、子会社も含め約2100haを保有している。今回の構想では、エディス・コーワン大学のほか、各国の大学のサテライトキャンパスを集め、学生も各国から集める計画。14年度以降順次開校し、20年度の完成を目指す。

 ベトナムの「ソラ・ガーデンズ」は、ホーチミンから北に約30kmに位置。約3・1haに約1500戸を開発する。最初に開発する「ソラ・ガーデンズ I」ではRC造地上24階建て、専有面積約70~約107m²の413戸の計画。13年春から販売開始し、14年春竣工予定。価格は未定だが、富裕層の取り込みを図る。ホーチミン市とはバスなどで結ばれる予定。 東急電鉄は、同社沿線を中心とした日本での不動産開発の経験を活かし、海外でも街づくりを推進し、成長を図っていく。

(提供:日刊不動産経済通信)

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