東急不、シニア住宅のモデルルーム開設
2013年01月17日
―あざみ野棟内に、商品企画や営業に活用
東急不動産は、横浜市青葉区でシニア住宅の提案型モデルルームをオープンした。同区内の高齢者向け住宅「グランクレールあざみ野」の棟内住戸に開設、シニア住宅の営業や今後の商品企画などに活かす。
提案型モデルルームをオープンした「グランクレールあざみ野」は、04年に開業した同社による高齢者向け住宅の第1号物件。開業10年の節目を迎えるため、シニアレジデンス運営のノウハウを活用し、シニア世代のこれからの暮らし方を提案するモデルルーム「&comodiaユニバーサルルーム」を設けた。TOTO、東京ガス、ニチレイマグネットなどがユニバーサルデザインのシステム搭載で協力。リフォームを含め、今後の住宅づくりの商品企画にも活かしていく。
モデルルームは、玄関周りにショッピングカートや歩行器を置くなど、スペースが不足気味になりがちなことに対応。居住者のライフスタイルに合わせ、様々な用途に利用できるユニバーサルスペースを設け、大型の収納スペースや書斎など、個人の状態に応じた使用が可能なスペースとした。また、廊下の壁面を活用し、マグネットウォールを装備。日常生活の中でなくしたり、忘れたりするモノやコトを「メモリーギャラリー」として集約させた。リモコンや電話の子機、箱家具、鏡、観葉植物も取り付けることができる。
さらに、家事の負担を低減するため、家事動線の短縮化や、ロボット掃除機のルンバで掃除しやすいようオリジナルチェアーを設置。収納不足解消とリビング・ダイニング機能を両立させるため、ミラーテレビを組み込んだ大型クローゼットも配置した。
(提供:日刊不動産経済通信)