カンテイ、首都圏分譲M賃料3年連続減
2013年01月17日
東京カンテイが15日にまとめた12年の「3大都市圏・主要都市別分譲マンション賃料」によると、首都圏の分譲マンションのm²当たり賃料は、前年比3・7%下落の2493円で、3年連続でダウンした。前年の下落率より2・8ポイント悪化した。
首都圏のm²当たり賃料は、東京都が前年比1・9%下落の2915円、神奈川県は0・2%上昇の2036円、埼玉県は1・5%下落の1605円、千葉県は4・4%下落の1517円。景気悪化に加え、賃料水準の高い東京都の物件シェアが低下したことが、首都圏全体の下落につながった。近畿圏は1・6%下落の1702円で3年ぶりの下落。中部圏は1円下落の1493円。
同時に発表した12年12月の首都圏のm²当たり賃料は、前月比3・0%上昇の2540円で、2カ月連続の上昇となった。近畿圏は3・4%上昇の1746円。いずれも都心部で売残りとなった築3年以内の大規模物件が法人買取後などに賃貸に回され、築浅物件が増加した影響で大幅な上昇となった。中部圏は市況回復で1・3%上昇の1535円。
(提供:日刊不動産経済通信)