昨年の首都圏中古M成約件数は過去最高
2013年01月23日
―レインズ、全エリアで増加、価格は下落
東日本不動産流通機構は、12年の「首都圏不動産流通市場の動向」をまとめた。首都圏の中古マンション成約件数は前年比8・7%増の3万1397件で、3年ぶりに増加し、過去最高の件数となった。
成約件数をエリア別にみると、東京都区部が13・2%増の1万1592件、多摩地区が6・5%増の3277件、埼玉県が4・7%増の4044件、千葉県が11・2%増の4179件、神奈川県の横浜・川崎エリアが4・4%増の6063件、神奈川県その他が5・4%増の2242件と全エリアで増加した。平均成約価格は1・2%下落の2500万円、平均成約m²単価は1・9%下落の38・19万円。中古マンションの新規登録件数は5・6%増の18万1682件。
中古戸建て住宅の成約件数は8・4%増の1万1459件で2年ぶりの増加。8年ぶりに1万1000件台となった。平均成約価格は1・7%下落の2917万円。新築戸建ての成約件数は13・1%増の4744件で4年連続の増加。平均成約価格は1・4%下落の3419万円。土地(100~200m²)の成約件数は10・8%増の5451件。平均成約m²単価は2・5%下落の19・49万円。
昨年10~12月の動向では、中古マンションの成約件数は前年同期比3・3%増の7681件。平均成約価格は0・1%上昇の2505万円。平均成約m²単価は0・9%下落の38・12万円。中古戸建ての成約件数は2・9%増の2865件、平均成約価格は0・6%下落の2955万円。新築戸建ての成約件数は27・0%増の1288件、平均成約価格は1・0%上昇の3457万円。土地の成約件数は14・3%増の1402件、平均成約m²単価は4・7%下落の19・40万円。
(提供:日刊不動産経済通信)