都心5区マンション、全タイプ価格上昇
2013年09月17日
―不動研調査、中古の大型タイプが上昇へ
日本不動産研究所がまとめた「住宅マーケットインデックス2013年上期」によると、東京都心5区のマンション価格は中古(築10年)の大型・標準タイプが前回の下落から上昇に転じ、全てのタイプで前期比で上昇した。23区も概ね同様の傾向で、特に大型タイプ(80m²以上)の上昇幅が大きい。マンション賃料は都心5区で新築・中古ともに全てのタイプで前回の下落から上昇に転じた。
平均m²単価をみると、都心5区の大型タイプは、新築が前期比2・5%上昇(前回の前期比は22・2%上昇)、中古が5・1%上昇(17・5%下落)した。標準(40~80m²未満)は、新築が2・0%上昇(5・3%上昇)の104・1万円、中古が1・3%上昇(2・4%下落)の76・9万円。小型タイプ(40m²未満)の新築は6・5%上昇(1・9%上昇)の111・8万円、中古は4・9%上昇(3・1%上昇)の76・8万円。
23区の大型は新築が9・4%上昇(20・4%上昇)の122・1万円、中古が6・0%上昇(11・7%下落)の68・9万円、標準は新築が2・2%上昇(4・0%上昇)の80・9万円、中古が3・6%上昇の58・4万円、小型は新築が4・8%上昇(1・2%上昇)の101・3万円、中古が8・5%上昇(2・5%上昇)の66・4万円。
マンション賃料では、都心5区は、新築の小型タイプを除いて新築・中古ともに全てのタイプで前年同期比でも上昇した。23区では、新築・中古ともに標準タイプが下落傾向にあるものの、それ以外のタイプは前期比で上昇した。
(提供:日刊不動産経済通信)