昨年の首都圏中古マンション成約16%増
2014年01月22日
―レインズ、全エリアで増加、価格も上昇
東日本不動産流通機構は21日、13年の「首都圏不動産流通市場の動向」をまとめた。首都圏の中古マンション成約件数は前年比16・0%増の3万6432件で、2年連続で過去最高の件数となった。
成約件数をエリア別にみると、東京都区部が20・6%増の1万3982件、多摩地区が13・1%増の3706件、埼玉県が16・0%増の4693件、千葉県が12・5%増の4701件、神奈川県の横浜・川崎エリアが14・1%増の6915件、神奈川県その他が8・6%増の2435件と、全エリアで増加した。平均成約価格は3・5%上昇の2589万円、平均成約m²単価は4・7%上昇の39・96万円。中古マンションの新規登録件数は9・9%減の16万3637件。
中古戸建て住宅の成約件数は6・9%増の1万2245件、2年連続の増加で過去最高を更新。平均成約価格は0・1%上昇の2921万円。新築戸建ての成約件数は9・7%増の5204件で5年連続の増加。平均成約価格は0・1%下落の3416万円。土地(100~200m²)の成約件数は0・2%増の5461件。平均成約m²単価は1・7%上昇の19・82万円。
昨年10~12月の動向では、中古マンションの成約件数は前年同期比18・3%増の9087件。平均成約価格は4・2%上昇の2609万円。平均成約m²単価は6・6%上昇の40・64万円。中古戸建ての成約件数は0・03%減の2864件、平均成約価格は1・7%下落の2903万円。新築戸建ての成約件数は9・4%減の1167件、平均成約価格は0・3%上昇の3467万円。土地の成約件数は17・4%減の1158件、平均成約m²単価は0・3%上昇の19・46万円。
(提供:日刊不動産経済通信)