東京の中古マンション、価格上昇が継続
2014年03月13日
―不動研調査、新築大型タイプは価格下落
日本不動産研究所が12日発表した「住宅マーケットインデックス2013年下期」によると、東京都心5区の新築マンション価格は小型タイプ(40m²未満)が上昇、東京23区は小型および標準タイプ(40~80m²未満)で上昇した。中古(築10年)マンションは5区・23区ともにすべてのタイプで上昇が継続、特に大型タイプ(80m²以上)の上昇率が高い。新築の大型は高単価の物件が減少したため下落に転じた。マンション賃料は大型の新築・中古ともに2期連続で上昇、それ以外のタイプは概ね横ばいとなった。
平均m²単価をみると、都心5区の大型タイプは、新築が前期比8・8%下落(前回の前期比は2・5%上昇)の136・0万円、中古が14・2%上昇(5・1%上昇)の107・3万円。標準(40~80m²未満)は、新築が2・3%下落(2・0%上昇)の101・7万円、中古が6・2%上昇(1・3%上昇)の81・7万円。小型タイプ(40m²未満)の新築は0・9%上昇(6・5%上昇)の112・8万円、中古は3・9%上昇(4・9%上昇)の79・8万円。
23区の大型は新築が11・4%下落(9・4%上昇)の108・2万円、中古が20・3%上昇(6・0%上昇)の82・9万円、標準は新築が0・1%上昇(2・2%上昇)の81・0万円、中古が3・8%上昇(3・6%上昇)の60・6万円、小型は新築が5・5%上昇(4・8%上昇)の106・9万円、中古が4・0%上昇(8・5%上昇)の69・1万円。
マンション賃料では、都心5区は、新築・中古ともに標準タイプが前期比で微減となったほかは上昇基調にあり、23区では、大型タイプが前期比・前回の前期比・前年同期比いずれも上昇した。
(提供:日刊不動産経済通信)