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超高層マンション、全国で9万戸超計画

2014年05月01日

―本社調べ、首都圏7万戸、昨年約2万戸

 不動産経済研究所が4月30日にまとめた「超高層マンション市場動向」によると、全国で建設着手または計画中の超高層マンション(20階以上)は約9・3万戸に達している。14年以降に完成する予定の超高層マンションは252棟・9万2897戸。昨年3月末の前回調査時点に比べ61棟・2万86戸増加している。

 圏域別では、首都圏が173棟・7万235戸(全体比75・6%、前回調査時78・6%)、近畿圏が47棟・1万5689戸(16・9%、15・4%)、その他地区は32棟・6943戸(7・5%、6・0%)。完成予定年次別では、14年が65棟・1万7327戸、15年が68棟・2万2458戸、16年が40棟・1万7660戸、17年が31棟・1万3674戸、18年以降が48棟・2万1748戸。

 リーマンショック後の超高層マンションは、企画から販売終了まで時間が掛かるという超大型案件であることのデメリットから、新たな大規模用地の取得を取り止め、事業方針の変更が続き、10年には1万7967戸と大幅に落ち込んだ。11年には震災の影響による竣工の遅れなどから1万3321戸とさらに減少したが、12年は増加に転じ、アベノミクスがスタートした昨年は湾岸部を中心に1万9759戸と続伸し、回復傾向にある。

 首都圏と近畿圏を中心としたマンション市況の回復により、今後も新たな超高層大規模開発や複合再開発プロジェクトなどが数多く控えており、それが更に増加基調にあることから、15年には2万2458戸と再び2万戸を突破する見通し。

 首都圏の173棟・7万235戸のうち、都区部は111棟・4万7037戸。全国における都区部の戸数シェアは50・6%(前回時58・6%)と過半数を上回る。その他のエリアは、都下9棟・2985戸、神奈川県37棟・1万5264戸、埼玉県8棟・2233戸、千葉県8棟・2716戸。完成予定年次別では14年37棟・1万236戸、15年44棟・1万5811戸、16年28棟・1万4036戸、17年23棟・1万2089戸、18年以降41棟・1万8063戸となっている。76年から13年までに竣工したのは758棟・21万4300戸。

 近畿圏は47棟・1万5689戸が建設、計画中。内訳は大阪市内26棟・8810戸、大阪府下10棟・3849戸、兵庫県8棟・2173戸、滋賀県3棟・857戸。完成年次別では14年21棟・6042戸、15年12棟・4163戸、16年7棟・2354戸、17年3棟・680戸、18年以降4棟・2450戸となっている。

 その他の地区でも、32棟・6943戸が建設、計画中で、エリア別では、広島県4棟・1325戸、北海道3棟・1265戸、静岡県6棟・1041戸、愛知県5棟・1013戸など。

 50階建て以上の超・超高層も複数の計画が進行中。66階建てが新宿区西新宿3丁目で計画中など、首都圏で13件(19棟)、近畿圏で4件(4棟)、広島県で1件(1棟)の超・超高層プロジェクトが進行中。

(提供:日刊不動産経済通信)

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