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都心ビルの空室率、10カ月連続で改善

2014年05月09日

 三鬼商事が8日発表した「東京都心5区の最新オフィスビル市況」(基準階100坪以上、新築ビル22棟、既存ビル2613棟)によると、4月末時点の都心5区の平均空室率は前月比0・06ポイント低下の6・64%で、10カ月連続で改善した。空室率が6%台となるのは前月に続き2カ月連続。

 新築ビルの空室率は前月比0・81ポイント低下の19・45%となった。4月は5棟で延床面積合計2万6000坪のビルが竣工、うち大型の1棟は満室稼働となり、竣工1年未満のビルにも成約の動きがあり、空室率が低下した。既存ビルの4月末時点の空室率は0・07ポイント低下の6・48%となり9カ月連続の改善。4月は大型解約の影響がでていたが、統合や館内増床に伴う成約の動きがあったことから、空室率が低下した。

 都心5区の平均月額坪当たり賃料は、前年同月比32円下落、前月比130円上昇の1万6455円。新築ビルはそれぞれ2111円上昇、変化なしの2万7900円。既存ビルは77円下落、133円上昇の1万6242円。

(提供:日刊不動産経済通信)

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