―FRK、若者世代の住替え意識を調査
不動産流通経営協会は10日、住替え意向のある首都圏の20~49歳を対象に「若者世代の住替え意識調査(その2)」の結果をまとめた。中古住宅を志向または新築・中古にこだわらない層は40歳代に多いことがわかった。昨年度に行った若年層を対象とした調査で、21・6%が回答した「住替え意向がある」の層に着目し、インターネットでアンケート調査を行った。回答数は2520。
調査結果では、「住替える予定がある(住替え先が決まっている)」が16・0%、「住替えたいと思っており、今後具体的に検討したい」が53・8%、「住替えたいが、諸事情により難しそうだ」が30・2%。住替え先の希望は「持家戸建て派」が43・9%、「分譲マンション派」が32・8%、「賃貸住宅派」が22・4%。現在の住まいが賃貸住宅の回答者の30~34歳は「持家戸建て派」が42・1%で最多となるが、それより下の世代は「賃貸住宅派」が、上の世代は「分譲マンション派」が多い。
新築派か中古派については、「新築派」が62・4%、「こだわらない派」が31・1%、「中古派」が6・5%。持家戸建て希望者ではそれぞれ70・4%、25・3%、4・2%。分譲マンション希望者は51・8%、38・7%、9・5%。「こだわらない派」と「中古派」はいずれも40歳代に多く、特に分譲マンションは40~44歳で「こだわらない派」が39・9%、「中古派」が11・8%、45~49歳はそれぞれ45・0%、10・2%となっている。住替え希望住宅の購入限度額は「3000万~4000万円未満」が28・7%で最多。