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東急不、マンションの防災対策を強化

2014年09月09日

―5階ごとに備蓄配置、家具転倒対策も

 東急不動産は、分譲マンションシリーズ「ブランズ」の防災対策を強化する。これまでのハード、ソフトの対応をさらに強化、防災備蓄の分散配置や、家具転倒防止家具を取り付けるための壁仕様などを基準化した。

 備蓄配置は、東急コミュニティーと共同で地上10階以上の高層物件や概ね総戸数200戸以上の大規模物件を対象に、5フロア程度に1カ所ずつ設ける。備品のセレクトは、公益社団法人危機管理協会と東急ハンズの協力を得て、各戸で在宅の被災生活に役立つ必要最低限のものを揃える。また、家具転倒防止対策の下地は、震動台実験を行ったうえで、下地の壁が十分な剛性と強度を持つ仕様に設定した。今年度に販売開始予定の「(仮称)ブランズ代々木」から導入する。さらに、これも東急コミュニティーと共同で、大規模物件などで、備品を活用した炊き出しや地域消防署の協力も得て、起震車体験やAED講習などの防災イベントを開催する。今月は「サウスゲートタワー川口」で、来月は「ブランズシティ淵野辺レジデンス」で実施する。このほか、オリジナルの防災ハンドブックを作成、居住者に配布する。

 同社分譲マンションシリーズ「ブランズ」は、これまで地域特性に応じた防災対策を実施してきた。また、建物の耐震性能は、震度6強~7程度であっても、倒壊せず、人命に危害を及ぼさない水準を確保しているとしている。こうしたこれまでの取り組みに加え、今回の統一的な基準化など、対策強化を踏まえ、居住者の防災意識を高める狙いで防災の心得などを「ブランズ宣言」と称してまとめた。

(提供:日刊不動産経済通信)

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