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来年の住宅トレンドはリノベパーティ

2014年12月18日

―リクルート発表、新潮流の手作り感

 リクルートは17日、「2015年のトレンド予測」を発表した。住宅領域の来年のキーワードは「リノベパーティ」。リノベーションという言葉の認知度が高まり、多少失敗しながらも自分たちの手で作るプロセスを楽しむ新潮流が生まれつつあると分析した。

 池本洋一・SUUMO編集長はリノベパーティという造語について、「リノベした後にわいわいとパーティを開催するという意味ではない」と強調する。友達・家族(パーティ)と、愛着ある空間をともに作り上げることをパーティ感覚で楽しむことと位置付けた。

 00年代後半から大きく盛り上がりを見せたリノベーションは、「プロ仕上げ」・「かっこ良いデザイン」という感覚だった。最近は、できることは自分たちでやり、リノベ作業の過程そのものを楽しむことが新たなトレンドとなっている。リノベパーティの参加者の募集や完成写真の発表でフェイスブックが活用されている。SUUMOの賃貸内でもカスタマイズやDIYを可とする物件は、昨年1月時点ではほとんどなかったが右肩上がりに増え続け、今年10月時点で約4万件となった。築45年の賃貸でリノベパーティが行われたことをきっかけに、他の空き部屋も入居が決まった実例もある。新築分譲でも、「仕上がり90%」として、専有部の一部の壁などを未塗装で引き渡し、家族で仕上げを楽しむ例がある(ソライエ清水公園アーバンパークタウン)。一方、借主が自己負担で修繕・模様替えを行う代わりに退去時の原状回復が不要という「借主負担DIY型」賃貸借契約を国交省が今年3月に発表し、間もなく初めての住替えシーズンを迎える。

 同社では「賃貸・分譲の両市場をリノベパーティが盛り上げる」(池本氏)とみている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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