東急住宅リース、スマートロックを導入

　東急住宅リースは、スムーズな空室内覧を実現するため、遠隔操作で解錠・施錠できるスマートロックロボット「Ａｋｅｒｕｎ（アケルン）」を導入した。同社の管理物件の空室を仲介会社や個人客が内覧する場合、従来は鍵を預けている提携仲介会社まで鍵を取りに行く必要があった。遠隔操作できるアケルンの導入により鍵を取りに行く手間が解消される。

　アケルンは電池式で、玄関ドアのサムターン部分に取付けが可能。室内にリモートゲートウェイ端末を設置することで、ウェブ経由の遠隔操作が可能となる。内覧の際は同社に電話で連絡するのみで空室の解錠・施錠ができる。同社が管理受託する「ドームズ芦花公園」（東京・世田谷区、総戸数78戸）のうち、空室となっている９戸で運用を開始した。今後も、ある程度空室数がある物件を中心に順次拡大していく。早期に１００棟で採用することを目標とする。