東急電鉄、賃貸でコミュニティ創出強化

　東急電鉄は、鉄道用地の有効活用で進める賃貸マンション事業について、コミュニティ創出を強化している。同社賃貸マンションシリーズの「スタイリオ梶が谷」（川崎市、総戸数66戸）では、テナントに保育所、クリニックモール、デイサービスを誘致。多世代交流を意識するとともに、屋上を活用した地域交流も企画する。

　同物件は、従前は同社の工事事務所。東急田園都市線・梶が谷駅徒歩１分、鉄筋コンクリート造・地上６階地下１階建て。約１００m²の屋上広場を地域団体主催のイベントに開放する。入居者募集はグループの東急ライフィアなどが行い、管理など入居者の窓口機能は東急住宅リースが担う。２日から入居開始予定で、50戸の申し込みがある。地元は３割程度で、広域から申し込みがあった。入居者の６割程度が女性。間取りは１Ｋ～２ＬＤＫ（25～65m²）。賃料７万８０００～20万２０００円、管理費５０００～８０００円。新築と駅徒歩１分を強みとして、周辺家賃相場から５％程度高い設定とした。所在地は川崎市高津区末長１―９―１。