交通審、都心直結・羽田新・蒲蒲各線提示

　国土交通大臣の諮問機関、交通政策審議会がまとめた今後15年間を見据えた東京圏鉄道整備の指針によると、都心から成田・羽田両空港へのアクセス利便性向上が示された。陸上交通分科会鉄道部会が計24のプロジェクトの意義と課題をまとめた。このうち、都心直結線は、新設構想の押上と新東京、泉岳寺を結ぶ。押上駅で京成押上線と、泉岳寺駅で京急本線と相互直通運転を行う。また、羽田空港アクセス線は、田町駅付近・大井町駅付近・東京テレポートから、東京貨物ターミナル付近を通り羽田空港をつなぐ。さらに、新空港線として、矢口渡から蒲田、京急蒲田を通り、大鳥居で京急空港線に乗入れる。ただ、新空港線は、費用負担が課題として挙げられた。