東急コミュニティー、顧客センター開設

―横浜に34席、相談・設備系窓口を一本化

　東急コミュニティーは、これまで各支店の各営業担当（フロント）で受け付けていた顧客相談窓口を、18日に開設した「カスタマーセンター」に一本化した。同センターは、マンション管理に関する問合せなどの相談窓口「お客様センター」と、設備の異常・緊急対応窓口「設備緊急センター」からなる。

　同社が抱える全国約５０００組合の建物・設備の情報、および32万戸の顧客情報をシステムで共有し、専任オペレーターが対応する。お客様センターは、コールセンター大手のベルシステム24に委託して開設。34席・50名のオペレーターが交代勤務し、支店の営業日、営業時間に関わらず、土・日を含む全日対応（年末年始を除く）を可能とする。センター開設と併せ、顧客への書類の発送や共用施設の利用契約手続きなど、事務処理を行う専門チームを立ち上げ、問合せから手続きまでワンストップ対応できるようにする。横浜市都筑区中川に所在。営業時間は午前９時～午後６時。災害発生時は大阪に代替センターを設置する。

　また、目黒区上目黒にある技術センターに設置していたコールセンターを移管し、設備緊急センターを設置した。施設共用部分の設備状況を24時間３６５日体制でモニタリングし、異常発生の警報受信時や顧客からの緊急連絡に対応する。同センター開設に伴い、建物・設備の情報だけでなく、過去の問合せ履歴や顧客情報までを一元管理できるシステムを新たに導入した。事業継続計画（ＢＣＰ）の観点から、東京と大阪の２拠点体制とする。東京の拠点は、お客様センターと同じ横浜。大阪は大阪市中央区博労町に置く。