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中古住宅流通量、3年連続増で51・4万件

2016年06月29日

―FRK調査・13年分、流通比率34・4%

 不動産流通経営協会(FRK)は28日、13年分(14年1月1日時点)の「FRK既存住宅流通推計量」を発表した。全国ベースでの流通量は51万4000件で、前年比4万1000件の増加となり、3年連続で増加した。流通量を、流通量と新設住宅着工総数との合計で除した値である「既存住宅流通比率」は、新設住宅着工戸数の増加により前年比0・5ポイント減の34・4%となった。

 都道府県ベースでは、既存住宅流通量が最も多いのは東京都で11万7000件(前年比1万3000件増)。次いで、神奈川県が5万2000件(5000件増)、大阪府5万件(2000件増)だった。流通比率でみると、最も高かったのは東京都(2・4ポイント増)と京都府(1・5ポイント減)でともに44・8%。昨年同様近畿圏は流通比率が高い水準で推移した。

 東京23区は、流通量は10万1000件(1万4000件増)で、東京都全体(11万7000件)の約86%を占めた。流通比率は48・5%(4・0ポイント増)。区別では、流通量が最も多いのは世田谷区で7280件(1310件増)。流通比率が最も高いのは、新宿区で61・3%(10・5ポイント増)だった。港区、墨田区・江東区の合計(調査上、法務局管轄エリア準拠により合算)、新宿区、渋谷区・目黒区の合計(同)は、新設住宅着工総数より流通量が上回った。これらの区についてFRKでは「既存住宅の市場が出来ている」とする。

 また、区別流通量の前年比増加率をみると、1位は杉並区(35・1%)、2位江戸川区(31・6%)、3位品川区(28・9%)、4位墨田区・江東区(27・8%)、5位大田区(25・2%)で、上位5エリアで湾岸エリアが目立った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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