東急不、マンション顧客向けにサービス
2017年04月04日
―収納セミオーダーや小児科オンライン
東急不動産は、分譲マンションの顧客向けサービスを拡充する。このほど、新たに収納のセミオーダーシステムのほか、遠隔医療相談サービスを導入、暮らしにおける困りごとや不安を解消していく。
収納のセミオーダーシステムは、マンションの設備仕様とカラーリングなどを統一、ユニットのサイズをパッケージ化して採寸を不要にしたほか価格もわかりやすくした。まずはニーズの高いリビング向けのパッケージ商品を準備する。扉を手前に倒すとワークスペースになるデスク収納は20万円程度。エンドユーザーの声を商品企画に結びつける活動「ブランズ ボイス」でも収納に関するニーズが高く、ユーザー向けイベントでも収納セミナーが人気であることから商品化した。整理収納アドバイザーの中山真由美氏が監修、インテリアのオプション販売を行なっている東急ホームズが窓口となる。新築だけでなく引渡し済みの物件にも販売を進める方針だが、4月より発売する「ブランズ日本橋浜町公園」(30戸)より提供を開始する。
遠隔医療相談サービスは、スマートフォンのアプリ「LINE」や「Skype」などを利用し、小児科医に直接相談ができる。小児科医とのネットワークがある「Kids Public」(東京都北区、橋本直也社長)と提携した。居住者専用サイトから、同サービス「小児科オンライン」に接続する仕組みで、クリニックが開業していない平日18~22時でも利用することができる。「ブランズシティ世田谷中町」(252戸)より導入し、今後、他物件にも順次導入する予定。1枠15分で、利用料は無料。医師への相談料は東急不が負担する。
(提供:日刊不動産経済通信)