5月の首都圏建売、発売戸数29・6%増
2018年06月18日
―本社調べ、価格5%上昇の5084万円
不動産経済研究所がまとめた5月の「首都圏建売住宅市場動向」(団地型)によると、月中の新規発売戸数は355戸で、前年同月(274戸)比29・6%の増加となった。また月間契約率は48・7%で、前年同月比3・9㌽のダウンとなった。発売戸数の地域別内訳は、東京都130戸(前年同月比51・2%増、シェア36・6%)、千葉県79戸(8・1%減、22・3%)、埼玉県139戸(87・8%増、39・2%)、神奈川県3戸(83・3%減、0・8%)、茨城県4戸(60・0%減、1・1%)。千葉県、神奈川県、茨城県が減少となった一方、東京都、埼玉県は増加している。
戸当たり平均価格は5084・0万円で、前年同月(4837・6万円)比では246・4万円、5・1%上昇している。地域別にみると、東京都6509・2万円(前年同月比80・7万円、1・3%上昇)、千葉県4209・8万円(706・0万円、20・1%上昇)、埼玉県4258・8万円(32・3万円、0・8%上昇)、神奈川県5646・7万円(794・4万円、12・3%下落)、茨城県が4280・0万円(18・0万円、0・4%上昇)。下落したのは神奈川県のみで、その他のエリアは上昇している。
平均敷地面積は122・20㎡で、前年同月(124・06㎡)比1・86㎡(1・5%)の縮小。平均建物面積は98・63㎡で、同(101・00㎡)比2・37㎡(2・3%)の縮小となった。
即日完売物件はなかったものの、▽グランパルケ鎌ヶ谷はなみずきの街13期1~3次(日本土地建物、8戸)など、8物件・74戸が月内完売となっている。
月末時点の販売在庫(発売後6カ月以内)は775戸で、前月末(803戸)比28戸の減少、前年同月末(663戸)比では112戸の増加。
(提供:日刊不動産経済通信)