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住金機構のリバースモーゲージが大幅増

2018年08月31日

―4―6月は8・5兆円、申込平均71歳

 住宅金融支援機構は、リバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の18年4―6月の利用実績について公表した。申請戸数は98戸(前年同期22戸)と大幅増加。実績戸数は68戸(同24戸)、実績金額は8・5億円(同2・7億円)と3カ月だけで17年度の実績に迫る増加をみせた。取扱金融機関は39機関。18年度は400戸の申請数を目標にする。

 リ・バース60は、満60歳以上が利用可能。住金機構は、同商品を発売する金融機関に対して住宅融資保険で信用を補完しており、リバースモーゲージ特有の長生きリスクや担保価値下落リスクを回避することができる。そのため、都市部等の担保価値が高額な住宅に限定されず、北海道や滋賀県、熊本県などの住宅でも利用されている。また、担保物件の売却代金が借入残債務に満たない場合でも相続人への請求がないノンリコース型の商品も17年度より導入。住宅資金の使途も追加され、購入、リフォーム、借り換え、さらにサ高住への入居一時金なども認められるのが特徴。住宅の相続に対する価値観の変化を背景に、地域ごとの相談窓口の充実など認知度の上昇から利用増を狙う。

 4―6月の申込者の利用実態をみると、平均年齢は71歳で平均年収391万円。申込者のうち年金受給者は62%、会社員が22%、個人経営7%、会社役員3%。資金の使途は、新築戸建て建設が46%、新築マンション購入が26%、戸建てリフォームが10%、借り換え9%、中古マンション購入6%。資金計画では平均の所要額は3362万円、平均融資額は1773万円、毎月返済額の平均は3・5万円となった。利用タイプは、リコース型18%に対してノンリコース型82%。

(提供:日刊不動産経済通信)

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