中古マンションの在庫が過去最高に
2018年10月11日
東日本不動産流通機構は10日、9月の不動産流通市場動向をまとめた。9月末の中古マンションの在庫件数が前年同月比6・5%増の4万6701件となり、過去最高を記録した。在庫件数が前年同月を上回るのは40カ月連続。在庫件数は今年2月末にも4万6675件で過去最高となったばかりだが、再び更新した。前のピークは12年2月の4万5930件であり、18年の中古マンションの在庫増が顕著となっている。
首都圏中古マンションの9月の成約件数は3244件(前年同月比0・7%増)で、8月に続き2カ月連続で前年同月を上回った。成約㎡単価は51・39万円(1・4%増)、成約価格は3292万円(2・0%増)で、ともに69カ月連続で前年同月を上回った。
首都圏中古マンションの新規登録件数は1万7323件(2・5%増)で、13カ月連続で前年同月比増。前月比でも9・9%増加している。エリア別の成約件数は、東京都区部1358件(0・8%減)、東京都多摩315件(0・6%減)、埼玉県365件(2・1%減)、千葉県416件(10・9%増)、横浜市・川崎市548件(3・7%減)、神奈川県他242件(10・5%増)。中古戸建ては成約件数1090件(0・3%増)、成約価格3044万円(2・3%減)。
(提供:日刊不動産経済通信)