12月のマンション市場動向・首都圏、発売戸数15%増の7462戸
2019年01月23日
―契約23ポイント減・91年8月以来の50%割れ
昨年12月の首都圏マンション供給戸数は7462戸で、前年同月(6480戸)比15・2%増と4カ月連続のアップとなった。一方、契約率は49・4%で、同23・1ポイント低下して91年8月以来の50%割れとなった。
また、平均価格は5896万円で、前年同月比123万円(2・0%)の下落、㎡単価も86・2万円で同0・2万円(0・2%)下落している。
エリア別の供給戸数、契約率、平均価格、㎡単価は以下の通り。▽都区部2504戸、43・7%、7751万円、124・3万円▽都下617戸、41・2%、5183万円、72・4万円▽神奈川県2461戸、65・5%、5361万円、76・0万円▽埼玉県953戸、40・6%、4381万円、63・1万円▽千葉県927戸、36・4%、4334万円、57・4万円。供給戸数は千葉県が4・6%減と落ち込んだものの、その他のエリアはいずれも増加しており、中でも都下は62・8%増と大きく伸ばした。価格は神奈川県が戸当たり、単価ともに2ケタ下落した一方、その他はすべて上昇している。
専有面積は68・36㎡で前年同月比1・8%の縮小。100㎡以上の住戸は18物件・295戸で、シェアは4・0%であった。即日完売は5物件・38戸(シェア0・5%)、フラット35登録物件戸数は7310戸(同98・0%)である。
昨年12月末時点の在庫は前月末(6749戸)比2803戸増の9552戸となった。
なお、1月には2500戸程度の供給が見込まれる。
(提供:日刊不動産経済通信)