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東急プラザ渋谷のターゲットは「大人」

2019年09月12日

―東急不、全69店舗揃え12月5日に開業

 東急不動産は、渋谷駅西口の大型商業施設「東急プラザ渋谷」(渋谷フクラス内)を12月5日に開業する。ターゲットを「都会派の感度が成熟した大人たち」に据え、全69店舗を揃えた。約半世紀にわたって「渋谷の顔」であった同施設が再開発を経て、新生「東急プラザ渋谷」として生まれ変わる。年間の来館者は年間500万人から600万人と想定している。

 11日に行った記者発表会で岡田正志・取締役上級執行役員副社長は「多様な人々が集う都市の広場として、渋谷の魅力を高めていく」と強調した。コンセプトは「大人をたのしめる渋谷へ」。来館者の年齢層を40歳代以上と想定しており、岡田副社長は「(大人をターゲットとした商業施設は)恐らく国内で初めてではないか」と話した。

 店舗面積は約2500坪。食や健康、美などをキーワードに魅力的な店舗を集積した。17階には渋谷の街を一望できるルーフトップガーデンを設け、17~18階にはシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズなど海外都市で展開し、日本初出店の総合エンターテインメントレストランを配置。5階には大人の悩みを解決に導く「シブヤライフラウンジ」、6~7階の飲食フロアは「シブヤグラン食堂」がオープンする。高頻度で継続的に買い物をする固定客を「ロイヤルカスタマー」として特別なサービスも提供する。

 旧東急プラザ渋谷を含む街区の再開発ビル「渋谷フクラス」は地上18階地下4階建て、延床面積5万9000㎡の規模で、このうち地上2~8階と、17~18階が商業施設となる。

(提供:日刊不動産経済通信)

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