住宅の不動産価格指数、56カ月連続上昇

―北海道地方のマンション指数が17％増

　国土交通省は、10年の平均を１００とした場合の不動産価格指数（住宅＝７月分速報値、商業用不動産＝19年第２四半期分の最新データ反映値）を発表した。７月の全国の住宅総合は１１３・６（前年同月比＋０・７％）で、56カ月連続で前年同月比で上昇した。

　全国の住宅地は１０１・８（△２・５％）、戸建て住宅は１０１・３（△１・１％）、区分所有マンションは１４６・９（＋３・８％）だった。区分所有マンションは、前月比では０・５上昇。19年に入ってからは１４６を下回ることなく高水準が続いている。

　都市圏別では、南関東圏は住宅総合１１７・１（＋１・７％）、住宅地１０８・９（＋０・５％）、戸建て１００・５（△１・６％）、マンション１４１・４（＋３・４％）。名古屋圏は住宅総合１１０・９（＋４・５％）、住宅地１０４・１（＋４・２％）、戸建て１０３・２（＋１・７％）、マンション１５９・４（＋13・８％）。京阪神圏は住宅総合１１６・８（△２・０％）、住宅地１０６・６（△３・９％）、戸建て１０１・３（△３・２％）、マンション１５２・７（△０・２％）。マンションの指数が最も高いエリアは北海道地方で１８９・９（＋17・５％）だった。

　商業用不動産の全国総合は１２２・３（前年同期比△０・８％）。前月比でも２・１下落した。建物付土地総合は１３４・６（＋２・７％）、土地総合は１０２・６（△０・６％）。店舗１４５・９（＋７・６％）、オフィス１５１・６（＋13・６％）、倉庫１０５・４（△17・１％）、工場１１２・４（＋６・８％）、マンション・アパート（一棟）１３２・９（△１・１％）。