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東京圏在住者の半数が地方暮らしに関心

2020年05月22日

―地元戻らない理由はコミュニティの狭さ

 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局は、「東京圏以外の地域(地方圏)での暮らしの意識・行動を把握するためのウェブアンケート調査」を実施した。20~59歳の東京圏在住者の49・8%が地方暮らしに関心があることが分かった。

 関心層(地方暮らしに関心があったり気になったりしているが、何も行動をしていない層)、検討層(関心があり、情報収集活動をしている層)、計画層(1年以内または条件が整えばすぐにほぼ決めている地域への移住を考えている層)の3つの層の合計「意向あり層」が、49・8%となった。内訳は、関心層が36・1%、検討層11・5%、計画層2・2%。東京圏在住者のうち、地方出身者の意向あり層は61・7%、東京圏出身者は45・9%で、地方暮らしへの関心は地方出身者のほうが高かった。

 また、非意向層(地方暮らしに関心がない層)、断念層(以前は関心があったが今はない層)も含めて平均年齢を調べると、非意向層の平均年齢が41・3歳で最も高い。関心層は40・1歳、検討層40・3歳、計画層が35・7歳で、若いほど意向が強い傾向がみられた。これは地方出身者・東京出身者ともに同傾向。

 アンケートと別に行われたグループインタビュー(非対面で実施)では、地方出身の20~30歳代が地元に戻らない理由の質問で、男女ともに「コミュニティが狭すぎる」「仕事がない」の回答があった。コミュニティについては「いろんな噂が1日で広まる」「誰に会いどこに行ったのか町中に筒抜け」などの声があった。アンケートは1月実施、1万名回答。グループインタビューは20~39歳の104名対象に2~3月に実施。

(提供:日刊不動産経済通信)

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