首都圏の中古戸建売価、2カ月連続上昇
2020年07月09日
東京カンテイがまとめた6月の首都圏の中古木造一戸建て住宅の平均売り希望価格は、前月比0・2%上昇の3264万円となり、2カ月連続で上昇した。前年同月比では2・6%の下落。4月の下落傾向は消え、土地が広い地域から回復が進んでいるとした。東京23区は2・1%減の9331万円と、5月の上昇から反転下落。前年同月比でも2・4%の下落だった。首都圏では大都市部で下落傾向となった一方で、郊外では大きく上昇した地域もあり、依然として安定性を欠いた動きと分析した。
東京都は0・4%下落の5272万円。前年同月比でも3・2%の下落。神奈川県は2・2%上昇の3421万円、千葉県は4・3%上昇の2184万円、埼玉県は1・3%下落の2494万円だった。近畿圏は3・0%上昇(前年同月比8・4%下落)の2427万円と、3カ月ぶりに上昇した。このうち、大阪市は0・5%上昇(前年同月比7・3%下落)の4496万円と、2カ月連続で上昇した。
(提供:日刊不動産経済通信)