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6月の中古マンション成約数は11%減

2020年07月13日

―東日本レインズ、新規登録10カ月連続減

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、6月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンションの成約件数は前年同月比11・0%減の3107件と、4カ月連続で前年同月割れとなったが、4、5月に比べて減少幅は大幅に縮小した。6月の数値としては直近10年で上から5番目の水準。売り物件の新規登録件数は6・7%減の1万6143件と、10カ月連続で前年同月を下回った。前月比では11・9%増と、4カ月ぶりに前月を上回った。

 緊急自体宣言の解除後に買い手側の動きは戻りつつあり、成約件数の減少幅縮小につながったとみられる。エリア別では、すべての地域が前年同月比で減少し、埼玉県は5カ月連続、その他の地域は4カ月連続での前年割れだった。東京都全体は10・7%減の1615件。このうち都区部は11・4%減の1311件と、2ケタ減だった。そのほか、横浜市・川崎市が19・1%減の528件など。成約㎡単価は前年同月比1・4%上昇(前月比2・8%上昇)の53・48万円で、2カ月連続での上昇となった。成約価格は5・3%上昇の3541万円で、4カ月ぶりに上昇に転じた。在庫件数は3・0%減の4万5555件で、7カ月連続の前年同月割れ。前月比でも2・0%の減少。

 中古戸建ては成約件数が4・9%減の1173件で、マンションと同様に4カ月連続で前年同月割れとなったが、減少幅は大幅に縮小した。成約価格は4・4%下落の2975万円で、4カ月連続の前年同月割れ。ただし、前月比では11・5%上昇した。新規登録件数は12・4%減の5487件となり、4カ月連続で前年同月を下回った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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