６月の中古Ｍ売価、都心８カ月ぶり下落

　東京カンテイがまとめた「三大都市圏・主要都市別の中古マンション70㎡価格月別推移」（６月分）によると、首都圏の中古マンションの売り希望価格は前月比０・２％下落の３６６８万円と、４カ月連続で下落した。前年同月比でも０・１％の下落。このうち都心６区は、前月比０・９％下落の８２９４万円と８カ月ぶりの下落となったが、前年同月比では６・５％上昇した。

　都県別にみると、東京都は前月比０・５％下落の５０７４万円。このうち、東京23区は０・５％下落の５６６４万円だった。横浜市は０・７％上昇の３１１９万円で３カ月ぶりに前月比プラス。同市は18年以降、３１００万円前後で安定的に推移している。そのほか、さいたま市は２・４％上昇の２７３４万円、千葉市は２・５％上昇の１９５９万円。近畿圏は０・５％上昇の２４５０万円と、小幅ながら前月に続き上昇した。このうち、大阪市は中心部で下落幅が拡大し、１・２％マイナスの３４０４万円となった。