7月のマンション市場動向・近畿圏、発売戸数48・5%減の921戸
2020年08月21日
―価格4917万円で92年6月来の高水準
近畿圏(2府4県)の7月のマンション市場動向は前年同月比48・5%減の921戸となり、4カ月連続で前年実績を下回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が53・2%減の454戸、大阪府下が50・2%減の201戸、神戸市部が188・2%増の98戸、兵庫県下が62・7%減の76戸、京都市部が75・7%減の18戸、奈良県が216・7%増の38戸、滋賀県が61・1%減の35戸、和歌山県が1戸、京都府下での発売はなかった。
初月契約率は、前年同月比15・7㌽ダウンの67・4%となり、2カ月ぶりに好調ラインの70%を下回った。90戸が即日完売した大阪府下が76・6%と好調だった一方で、大阪市部は70%に至らず神戸市部、兵庫県下、京都市部は大きく低迷した。
平均価格は4・3%上昇の4917万円。㎡単価は1・3%上昇の77・0万円。平均価格は5カ月連続のアップ、単価は4カ月ぶりのアップ。なお、平均価格は1992年6月(5005万円)以来、単価は1991年10月(80・3万円)以来の高水準。
7月末時点の販売在庫は2746戸で、前月末比75戸の減少、前年同月末比では558戸の増加となった。
8月の供給は1000戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)