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賃貸物件の見学数は2・7件で過去最少

2020年09月09日

―リクルート、スマート鍵の満足度上昇

 リクルート住まいカンパニーは、首都圏の19年度「賃貸契約者動向調査」の結果をまとめた。部屋探しの際に見学した平均物件数は近年減少傾向が続き、2・7件と過去最少になった。満足度の高い設備では「スマートキー」が前年度よりプラス11・9㌽と大幅に上昇した。

 不動産会社の店舗への訪問数は前年度まで減少傾向が続いていたが、19年度は平均1・5店舗で過去最少だった前年度と同等だった。なかでも「ひとり暮らしの男性社会人」が平均1・3店舗と他の世帯構成の中で最も少なかったが、前年度よりは0・1㌽上昇した。見学した物件数は2人世帯が平均3・0件と、他の世帯構成と比べて最も多かった。契約した物件の敷金は減少傾向だったが、今年度は0・1カ月分上昇し、平均1・0カ月。ただし、10年前(1・5カ月)と比べると、3分の2まで下落している。敷金0カ月物件の契約割合は25・5%で10年前(7・2%)の約3・5倍に増加している。礼金に関しては平均0・7カ月分となり、直近3年は横ばいの傾向が続いている。礼金0カ月の物件の契約割合は40・2%で、前年より3・3㌽減少したが8年連続で4割を超えた。

 満足度の高い設備は「24時間出せるゴミ置き場」が4年連続でトップ。「TVモニター付きインターフォン」「温水洗浄便座」「スマートキー」「浴室乾燥機」「エアコン付き」「オール電化」の満足度が2年連続で上昇した。「ウォークインクローゼット」はとくに、「ひとり暮らしの社会人」世帯での満足度が高かった。調査は19年度に賃貸住宅へ入居した首都圏在住者に実施。回答数は1280件。

(提供:日刊不動産経済通信)

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