8月の中古M売価、23区内も二極化傾向
2020年09月25日
東京カンテイがまとめた8月の「三大都市圏・主要都市別の中古マンション70㎡価格月別推移」によると、東京都心6区の中古マンションの売り希望価格は、前月比1・1%上昇の8506万円となり、7月に続き上昇した。前年同月比では6・9%の上昇。立地優位性の高い都心3区で力強い上昇を見せている一方、周辺エリアでも強含んだが上昇率自体は僅かで、23区内でもトレンドの二極化が一段と鮮明になってきていると分析した。
首都圏全体では前月比0・2%下落の3678万円と、僅かに下落した。前年同月比でも0・7%の下落。東京都の事例シェアの縮小や周辺3県が概ね横ばいから弱含みとなった影響。このうち、東京都は前月比0・7%上昇の5154万円と7月に引き続き上昇した。神奈川県は1・3%下落の2827万円と下落幅が拡大。東京23区は0・8%上昇の5768万円と引き続き上昇した。近畿圏は0・1%上昇の2461万円と僅かながら4カ月連続で上昇した。このうち、大阪市中心部では0・9%下落の4527万円と再び下落し、7月の水準をやや下回った。
(提供:日刊不動産経済通信)