3Qの首都圏中古M成約数が過去最高
2020年10月20日
東日本不動産流通機構は19日、20年7~9月期の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏中古マンションの成約件数は前年同期比1・4%増の9537件となり、前期(4~6月)の大幅減から増加に転じ、4四半期ぶりに前年同期を上回った。7~9月の件数としては、90年の機構発足以来、過去最高となった。
新規登録件数は13・7%減の4万4044戸となり、4四半期連続で前年同期を下回った。前期比でも2・2%減で、2期連続のマイナス。成約価格は5・8%上昇の3656万円となり、32期連続で前年同期比プラス。前期比でも7・8%の上昇。成約㎡単価は3・6%上昇の55・63万円だった。成約件数をエリア別にみると、東京都区部を除く各地域が前年同期比プラス。都区部は1・5%減の3991件だった。中古戸建ての成約件数は8・5%増の3664件と、前期の大幅減から増加に転じた。7~9月期としては過去最高の成約数。成約価格は2・0%上昇の3162万円と、前期の下落から再び上昇に転じた。
(提供:日刊不動産経済通信)