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9月の4レインズ、売り成約件数は微減

2020年10月22日

―売り新規登録14%減、6カ月連続の減少

 不動産流通推進センターは、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける9月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は前年同月比0・7%増の4万7929件で、3カ月連続で前年同月を上回った。このうち、売り物件は0・3%減の1万7343件と3カ月ぶりに前年同月比マイナスに転じ、賃貸物件は1・2%増の3万586件となった。

 売り物件と賃貸物件を合わせた新規登録件数は1・2%増の38万1323件で、4カ月連続で前年同月を上回った。総登録件数は3・2%増の81万7326件と、5カ月連続の前年同月超え。売り物件をみると、新規登録件数は14・1%減の12万3685件と大幅に減少し、6カ月連続のマイナス。前月比では3・6%の増加。総登録件数は6・9%減の34万7924件と3カ月連続で前年同月を下回った。前月比でも2・9%減と5カ月連続で減少し、売り物件の減少が引き続き目立った。一方、賃貸物件は新規登録件数が10・6%増の25万7638件と、5カ月連続で前年同月越え。総登録件数は12・3%増の46万9402件で4カ月連続で前年同月を上回り、前月比でも3・5%増と6カ月連続のプラスとなった。

 売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが6620件(前年同月比6・8%減)、一戸建てが6070件(2・7%増)、土地が4217件(7・3%増)。地域別にみると、関東甲信越と中部4県、近畿圏、中国で前年同月を上回った。首都圏が6561件(1・4%減)、近畿圏が4244件(4・7%増)、中部圏が1478件(5・0%減)など。

(提供:日刊不動産経済通信)

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