10月の中古M売価、東京23区の上昇続く
2020年11月25日
東京カンテイがまとめた10月の「三大都市圏・主要都市別の中古マンション70㎡価格月別推移」によると、都心6区の中古マンション売り希望価格は前月比0・4%下落の8546万円と、僅かだが4カ月ぶりの下落となった。前年同月比では6・5%の上昇。平均築年数が進んだ港区と渋谷区で下落したが、周辺・城西6区では上昇傾向を示しており、目黒区や品川区などを含む城南エリアでは1・2%上昇(前年同月比4・4%上昇)と比較的高い上昇率となった。
首都圏全体では東京都が牽引し前月比0・6%上昇の3744万円となった。前年同月比では1・7%の上昇。東京23区は前月比0・5%上昇の5855万円で、上昇は4カ月連続となった。前年同月比でも4・4%の上昇。近畿圏は大阪エリアの弱含みなどが影響し、前月比0・2%下落の2465万円。僅かながらも6カ月ぶりに下落した。大阪市中心部では0・4%下落の4508万円と再び下落。牽引してきた築浅物件でも天井感が強まってきているとした。
(提供:日刊不動産経済通信)