売り成約は11%増、売り在庫は減少続く
2020年12月22日
―11月の4レインズ、賃貸は5カ月ぶり減
不動産流通推進センターは21日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける11月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は、売り物件が前年同月比11・4%増の1万7131件となり、2カ月連続で前年同月を上回った。賃貸物件は1・6%減の2万9574件となり、5カ月ぶりに前年同月を下回った。
売り物件の新規登録件数は11・0%減の12万3300件で、8カ月連続で前年同月を下回った。前月比でも5・8%の減少。総登録件数は12・6%減の33万4514件となり、5カ月連続で前年同月比マイナス。前月比でも2・1%の減少で7カ月連続で減り続けている。賃貸物件は新規登録件数が11・3%増の25万6529件となり、7カ月連続で前年同月を上回った。総登録件数は17・1%増の49万3278件で、6カ月連続で前年同月を上回り、前月比でも0・9%増と8カ月連続で増加している。
売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが前年同月比10・0%増の6795件、一戸建てが11・5%増の5821件、土地が17・1%増の4127件と大幅に増加した。エリア別でみても全地域で前年同月比プラス。内訳は、首都圏が15・9%増の6756件、近畿圏が6・7%増の3885件、中部圏が13・3%増の1479件、九州が7・2%増の1418件、北海道が9・4%増の920件、東北が4・1%増の689件、関東甲信越が15・3%増の669件、中国が7・8%増の564件、中部4県が12・7%増の558件、四国が4・3%増の193件だった。
(提供:日刊不動産経済通信)