11月の大手建設受注、３カ月連続減

　国土交通省は、20年11月の建設工事受注動態統計調査（建設大手50社調査）をまとめた。建設工事受注総額は９５６４億円（前年同月比４・７％減）となり、３カ月連続で減少した。民間工事は６４８６億円（２・０％増）で３カ月ぶりに増加。公共工事は１８９５億円（10・２％増）で10カ月連続の増加となった。

　民間工事のうち、製造業は増加した（16・０％増）が、非製造業が減少（２・５％減）した。発注者別では、鉱業、採石業、砂利採取業、建設業、不動産業、卸売業、小売業等が減少し、電気・ガス・熱供給・水道業、運輸業、郵便業、製造業等が増加した。工事種類別では、住宅、宿泊施設、工場・発電所等が減少し、事務所・庁舎などが増加した。