20年のマンション市場動向・近畿圏、発売は15・8%減の1・5万戸
2021年01月26日
―平均契約率は11年連続で70%超と好調
近畿圏(2府4県)で20年1年間に新規発売された分譲マンション戸数は、前年比15・8%減の1万5195戸となった。初月の月間平均契約率は、前年比2・4㌽ダウンの71・7%。10年以降11年連続で好調ラインの70%を上回っている。
エリア別の発売戸数をみると、大阪市部が前年比34・2%減の5915戸、大阪府下が18・9%減の3173戸、神戸市部が16・8%減の1436戸、兵庫県下が16・8%増の1967戸、京都市部が31・7%増の1038戸、京都府下が1472・7%増の346戸、奈良県が231・6%増の524戸、滋賀県が12・2%減の607戸、和歌山県が177・9%増の189戸。
戸当たり平均価格は前年比8・1%上昇の4181万円、㎡単価は1・6%上昇の69・1万円。平均価格は3年連続のアップ、単価は8年連続のアップ。平均価格は92年(4402万円)、㎡単価は91年(75・0万円)以来の高水準となった。
戸当たり平均専有面積は6・3%増の60・47㎡。20年12月末現在の販売在庫は前年比775戸増加の3595戸。このうち建物竣工済みの完成在庫は6・5%増の1270戸。
なお、21年の新規発売戸数は前年比18・5%増の1万8000戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)