Myリバブル

首都圏
  • 閲覧履歴

    閲覧履歴

  • 検索条件

    保存した検索条件

    最近検索した条件

Myリバブル

民間調べ、高齢者の9割超が住居に悩み

2021年06月08日

 現住居に何らかの悩みを持つ高齢者が9割を超えることがNPO法人老いの工学研究所(大阪・中央区)の調査で判明した。特に防犯や防災、温度管理、手入れなどに不安を抱えたまま住み続けている事例が多く、不動産事業者には一考の余地がありそうだ。

 調査は4月15日~5月31日にオンラインで実施。65歳以上の高齢者に住まいの悩みを9項目の選択方式で聞き、430人から回答を得た。調査結果によると「住まいに悩みはない」人は全体の約7%にとどまり、回答者の大部分が悩みや不安を持っていることが分かった。具体的には「防犯面が心配」との答えが32・2%と最も多かった。ほかに「温度管理が難しい(暑い、寒い)」(31・5%)、「(部屋・庭などが)広すぎる」(24・9%)、「防災面が心配」(22・7%)、「室内の段差・階段が危険」(同)などの回答があった。回答には男女差もあり、例えば女性は防犯や防災、室内の段差を懸念する人が男性よりも多かった。一方、男性が女性の回答数を上回ったのは「広すぎる」の1項目のみだった。

(提供:日刊不動産経済通信)

最新のニュース