21年上半期のマンション市場動向・近畿圏は58%増、6年連続の1万戸割れ
2021年07月20日
―平均初月契約率は73%で11年連続7割超
近畿圏(2府4県)の今年上半期の新築マンションの発売戸数は、前年同期比58・0%増の8373戸で、6年連続で1万戸を下回った。平均初月契約率は前年同期比2・5㌽アップの73・0%で、上半期としては11年連続で好調ラインの70%を上回った。
エリア別の発売戸数は、大阪市部が前年同期比22・5%増の2963戸、大阪府下が97・0%増の1925戸、神戸市部が105・5%増の1149戸、兵庫県下が145・2%増の1187戸、京都市部が230・1%増の690戸、京都府下が87戸、奈良県が80・1%減の51戸、滋賀県が3・3%増の280戸、和歌山県が67・2%減の41戸。奈良県と和歌山県以外のエリアが増加した。
戸当たり平均価格は8・3%アップの4360万円、㎡単価は7・8%アップの73・3万円で、ともに4年連続の上昇。㎡単価は上半期としては1973年の調査開始以来最高値。
下半期の発売は約9500戸を予測しており、年間では1万8000戸程度を見込んでいる。
(提供:日刊不動産経済通信)