6月のマンション市場動向・首都圏、6月の発売は25%増1939戸
2021年07月20日
―7カ月連続増、平均価格は2・8%下落
不動産経済研究所が19日まとめた6月の首都圏マンション市場動向によると、供給戸数は1939戸で、前年同月比25・7%の大幅増となった。前年同月比で増加するのは7カ月連続。エリア別にみると、減少したのは千葉県のみで、その他のエリアは軒並み増加している。
新規供給に対する契約戸数は1406戸で、初月契約率は72・5%。前年同月比では0・7㌽ダウンしたものの2カ月ぶりの70%台となり、都区部、神奈川県、千葉県の3エリアが70%台に乗せている。
戸当たり平均価格は6211万円、㎡単価は94・2万円。平均価格は前年同月比2・8%下落、単価も2・8%下落となり、平均価格、単価ともに2カ月連続でダウンした。エリア別では、埼玉県の平均価格と単価が上昇した一方、都区部、都下はいずれも下落している。
専有面積は65・91㎡で、前年同月比0・1%縮小。即日完売は2物件・37戸(シェア1・9%)、フラット35登録物件戸数は1850戸(95・4%)。6月末時点の在庫は6395戸で、前月末比394戸減少している。
7月は2000戸前後の供給を見込んでいる。
(提供:日刊不動産経済通信)