住宅募集賃料、シングル向けが下落傾向
2021年09月09日
アットホームがまとめた全国主要都市の7月の「賃貸マンション・アパート」の募集家賃動向によると、マンションは面積帯での傾向の違いが続き、シングル向け(30㎡以下)が全9エリア中6エリアで前年同月を下回った。大型ファミリー向け(70㎡超)は6エリアで上回り、神奈川県と埼玉県が15年以降の最高値を更新した。アパートは首都圏で上昇が続いた。
東京23区をみると、マンションはシングル向けが前月比0・5%下落(前年同月比2・0%下落)の8万8408円、カップル向け(30~50㎡)が0・4%下落(1・3%下落)の13万1462円、ファミリー向け(50~70㎡)が0・4%上昇(0・7%下落)の19万868円、大型ファミリー向けが0・4%下落(1・4%下落)の33万7713円だった。シングル向けは前月比での下落が4カ月続いた。アパートはシングル向けとファミリー向けが前月より下落し、カップル向けが上昇した。シングル向けの下落は6カ月連続、カップル向けの上昇は3カ月連続となった。
(提供:日刊不動産経済通信)