8月のマンション市場動向・近畿圏、発売1050戸で8カ月ぶり減
2021年09月17日
―単価は78・7万、91年10月以来の高水準
近畿圏(2府4県)の8月のマンション供給戸数は前年同月比35・1%減の1050戸となり、8カ月ぶりに前年実績を下回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が44・3%減の409戸、大阪府下が60・0%減の160戸、神戸市部が81・9%増の282戸、兵庫県下が41・7%減の70戸、京都市部が94・0%減の10戸、京都府下が2戸、滋賀県が3800・0%増の117戸、奈良県、和歌山県での発売はなかった。
初月契約率は前年同月比13・2㌽ダウンの65・0%と、4カ月ぶりに好調ラインの70%を下回った。特に大阪市部が53・1%と低迷。
平均価格は26・4%上昇の4413万円。㎡単価は13・4%上昇の78・7万円。平均価格、単価ともに2カ月ぶりのアップ。単価は91年10月(80・3万円)以来、8月としては91年(102・7万円)以来の高水準。
8月末時点の販売在庫は3545戸で、前月末比89戸の減少、前年同月末比では794戸の増加となっている。
9月の供給は1200戸程度となる見通し。
(提供:日刊不動産経済通信)